【地域活性化】クラウドファンディングで地域と地域産業を盛り上げる取り組み

2022.06.09

【地域活性化】クラウドファンディングで地域と地域産業を盛り上げる取り組み

人口が10人に満たない離島。無人島にはしたくない!島の活性化のために。

島の魅力を伝える為にチャレンジした、クラウドファンディング。

人里離れた地域に、ポツンと人が住む。そこにフォーカスするテレビ番組があります。

それは、決して珍しいことではありません。

日本には、人口が非常に少ない村や島が、多数存在しているのです。

 

九州の、人口が10人に満たない、とある島のことです。

来島者の増加を狙い、十数年前、島での滞在を目的とした交流滞在施設が出来ました。交流滞在施設の運営の為、自治会を組織。住居の紹介や中古漁船の調達など、きめ細かな受入れ支援の体制を整えた甲斐があって、交流滞在施設を訪れる利用者の中より、移住希望者が出はじめています。

このように、島に魅了され、移住し、「島の産業である漁業を守りたい」「島への来島者をさらに増やしたい」と、島内での創業を目指している若者たち。

そしてその後、島の魅力を伝える為にクラウドファンディングにチャレンジした事例をご紹介します。

現状 住民が10人に満たない離島。
来島者増加を図る取り組みを行いたい。
業種 漁業や滞在施設開設にて、創業を目指す。

タイミングや時代に合ったツールを使う。

この島が存在する県には、今年、新幹線が開業します。

そのため、交流人口の拡大、観光振興、ビジネスの拡充などの経済効果が、期待されている状況となっています。

 

では、まず最初に、この島の状況について。

大きさは、ディズニーランドと同程度。立地上、ほぼ自給自足となっています。中でも困難を極めるのが、水の確保です。というのも、島はあまりに小さく、河川や地下水源がないため。生活用水の確保は雨水のみとなり、そのため、全世帯に雨水貯留槽が備えられるという、稀な水の利用環境が完成しています。

 

現在、島は、このような雨水生活や、島民が少ないことに着目したテレビ局が番組を制作、放映したり、新幹線効果を狙った観光客向けの特集が雑誌で組まれるなど、多くのメディアの注目を集めています。

これはまさに、島の魅力を伝える好機だと言えるでしょう。

 

【手法】クラウドファンディングを達成するためのSNS活用

クラウドファンディングには種類があり、寄付型・購入型・融資型・ファンド型・株式投資型となっています。

そして、今回取り組む事例は、購入型クラウドファンディング。
購入型とは言え、購入した人には「地域発展のため」といった気持ちがあってのことなので、寄付型マインドを備えた購入型として成立すると考えます。

 

現在の世の流れから見てみると、クラウドファンディングを行うネット世界に強いデジタルネイティブ世代(=Z世代、ミレニアル世代)は、社会貢献活動の関心も非常に高いことが分かります。

そのため、社会の課題をビジネスで解決するという志を持ったスタートアップやベンチャー企業の資金調達や、地域産業や地域活性化の支援において、クラウドファンディングを活用する事例はとても多いのです。

 

これらのことから、今回、島の魅力を伝える手法として、親和性の高い”クラウドファンディングの活用”に至ったのです。

そこでまずは、クラウドファンディングの目標を達成するために、プレスリリースとSNSの活用を行いました。

SNSではTwitter、Instagramでの画像拡散はもちろん、今回、このクラウドファンディングに取り組むチームの友人・知人が主として使うSNSツールであるビジネスパーソン利用の多いFacebookにおいても、ページとグループを作成。グループでは、地域活性等に共感を持つ人々に集ってもらい、クラウドファンディング目標達成に向けて熱い応援で盛り上げてもらう投稿やコメントをあおりました。
その甲斐あって、目標は200%で達成! これは、大きな成功体験となりました。

テレビ番組放映や雑誌、新幹線等々のタイミングにおいても、地域活性に関心の高いターゲット層であるFacebookと合致。

クラウドファンディングが今回のツールとしてマッチしていたことを、実感しています。

 

【効果】クラウドファンディングはマーケティングリサーチにも

クラウドファンディングは、資金調達の手段だけに使うのではなく、マーケットやターゲットの分析にも非常に有効な方法です。
テストマーケティングとしてはもちろんのこと、当初の狙いであった、島の魅力を伝えるPRツールとしても有効だと言えるでしょう。

また創業期など、ネームバリューの低い段階においても実績の一つとなり得ます。

 

クラウドファンディングは、業種や規模に関わらず、一石何鳥にもなる手段。ぜひトライしてみて欲しいと思います。

コンサルタントからの一言

クラウドファンディングは目標金額や見せ方等の工夫により、企業規模、業種、業態などに関わらず使えるツールです。それは、会社や地域を選ばず、小さくても大きくても構いません。取り扱いは商品でもサービスでもOKですし、資金調達を目的とするだけでなく、マーケティングリサーチやPRとしても使えるのです。まさに万能!気軽にトライしてみてはいかがでしょうか。