【リフォーム会社】営業しなくても、チラシとHPで集客!

2022.06.09

【リフォーム会社】営業しなくてもチラシとHPで集客!

営業がいなくても受注できる体制づくり

コロナ巣ごもり需要による、リフォームの増加。

ご紹介するのは、社長含め従業員3人の、創業5年目となるリフォーム会社。福岡県に所在です。

新型コロナウイルスの蔓延により、家の中で過ごす時間が急増。伴って、ご自宅を快適にしたいと、巣ごもり需要によるリフォームの受注が世間一般的に増加することとなりました。

 

この会社では、コロナ前より、マンパワーに頼らない営業活動を行っておりました。折り込みチラシをメインに、フリーペーパーへの掲載を行うなど、飛び込みや売り込みといったセールスではないスタイルです。この努力がコロナ禍において功を奏し、スムーズな受注へと繋がり、業績を伸ばす結果となりました。

業種 リフォーム会社。
福岡県に所在。
社長含め社員3名。
年商 8千万円

毎週コツコツ配布する、折り込みチラシ。

営業も事務員も配置していない、施工のみの小さな会社です。

宣伝の方法は、”毎週2万枚ずつ配布する折り込みチラシ”と、”2~3か月に一度行うフリーペーパーへの掲載”、それだけ。

 

チラシの配布方法は、福岡市を大きく4分割。1つの箇所に、1週間で2万枚を配布します。2週目は、次の箇所へ同様に。つまり、4週かけて、福岡市全域に8万枚を配布するというもの。そして5週目には最初の地区に戻り、繰り返されていくわけです。

 

もちろん、ホームページとSNSも整備されています。そのため、チラシやフリーペーパーを配布した日には閲覧数の増加が見て取れます。これは明らかに、チラシやフリーペーパーを見た消費者が、WEBで内容を確認をしているということでしょう。配布にも、ホームページやSNSの鮮度にも、力が入るというものです。
問い合わせについては、そこからすぐに電話が入るパターンもありますが、それよりもむしろ、チラシが数回入るのを確認し、フリーペーパーやWEBでも確認。その上で、「やはりここに依頼しよう」と決断される方が多いように思われます。(数か月前に配布したチラシを見ましたという問い合わせが多いため)

【手法】チラシ×WEBのクロスメディア

クロスメディアとは、掛け合わせによる販促の手法です。

 

スマホやPCを媒体とする広告は、利用者が日ごろ検索等で知り得る情報がパーソナライズやターゲティングされてしまうため、欲しいと思った情報以外は現れることがありません。つまり、利用者にとって関心のない領域については、なかなか表示されるものではないということになります。

 

反面、チラシやフリーペーパーは、関心・無関心問わず、消費者の手元に届く広告です。もちろん、見る・見ないの判断をされることにはなりますが、その時は特に欲しいと思わない情報であったとしても、ある日必要になり、記憶の隅にあった情報が呼び起こされるということは、決して珍しくはありません。

度々届く。なんとなく社名や商品名が記憶される。チラシには、そんな底力があるのです。

 

だからこそ、どちらか一方の販促手法を用いるのではなく、掛け合わせることが大事!

もちろん、販促には予算が必要となりますが、その場合、営業マンや事務の人件費などよりも、折り込みチラシやフリーペーパーの方を選択した方が断然効率的であるというのが、社長の持論です。

とはいえ、どの業種・業態においても、チラシとWEBの掛け合わせが良いのかと問われると、そうではありません。今回の事例であるリフォーム会社の場合においては、”リフォーム”という単価が高い商品を扱っているため、1回の折り込みで1件の注文があれば良く、最適解だと言えるのです。

 

【効果】検証。効果測定もしっかり行うこと。

リフォームとは、一見、「古い家など修理が必要な家で行う」というイメージですが、この会社がチラシを配布し、獲得した顧客リストの統計によると、「新しい家であっても、キレイ好きな人などは気軽にリフォームを楽しみ、度々リピートでの注文も行う傾向にある」とのこと。

この結果を受けて、比較的新しい住宅地へも配布を行ったり、1度チラシを撒いた地域にも繰り返し配布をするなど、検証をしっかりと活かした販促活動を実施されています。

 

 

コンサルタントからの一言

販促ツールを使っても、効果を計測しない、検証しない方が多いように思われます。

どのようなデザインであったのか。文言は。そして、チラシを撒いた時にどのような反応があったのか。それらの検証を重ね、次の広告に活かしていくことが大切なのです。