新入社員が必要なマナーやスキルなどがすぐわかる教育研修セミナー

2022.12.17

新入社員が必要なマナーやスキルなどがすぐわかる教育研修セミナー

企業が新たに社員を採用した際、新卒や中途採用に関わらず、新入社員研修が行われます。
研修は、社会人としての心構えを身につける他、入社する企業を知る機会でもあり、とても大切な過程です。
社会人として、スムーズな第一歩を踏み出すためにはどのような研修であるべきか、経営コンサルタント 松永幸子がご説明いたします。

新入社員研修の意義とは

新卒採用の場合には社会人経験が無いため、新入社員研修にて、働く上での心構えや知識を身につけて頂きたいと思っています。
まっさらな状態の新入社員に対し、社会への向き合い方を説き、スムーズな第一歩を踏み出せるようサポートをすることは、社会へ出た際、不要な挫折をさせないことにも繋がります。
新入社員研修は、働く楽しさをいち早く体感してもらうために有意義だと考えています。

新入社員研修、参加者層

1回の研修に、50人が参加されます。
新卒採用の方がほとんどで、一部、中途採用の方という割合です。
学歴も様々で、大学卒に限らず高校卒の方もおられ、個性豊かな面々での開催となっています。

 

また、合同社員研修となっており、全員が同じ企業の方というわけではありません。10人程まとまっての参加がある一方で、お一人で参加される方もおられ、スタート時は緊張もみられます。
研修には時間の定めがありますから、いかに緊張を解きほぐし、早く慣れてもらうかが大切。これは、研修内容をよりしっかりと受け取ってもらうために、とても重要なポイントだと言えます。

参加者のイメージについて

少々、受け身な印象です。
まだ、学生の感覚が残っているでしょうから、それは当然のことです。緊張する中での反応であり、新入社員研修という場における反応としては問題なく、それでいいと思います。

 

研修にて『社会人とは何なのか』を学びとり、研修後、勤務する中で成果を発揮してもらえれば、嬉しい限りです。

新入社員への接し方で意識していること

緊張をほぐすことに注力しています。
どうしても、最初はセミナー講師という遠い立場にいますから、その距離をいかに早く縮めるか。それが、一日きちんと聞いてもらえるためのコツでもあります。
良い関係性が築け、楽しいと思ってもらえれば向き合い方が変わります。すると、持ち帰ってもらえる内容が大きく増えることに繋がります。

 

新入社員にとって研修の内容とは、今までの感覚とは大きくかけ離れたことばかりです。この新しい感覚に早く慣れることこそ、社会人として周りと上手に打ち解けられるポイント。このことが、離職防止の一助ともなるのだと考えます。

新入社員研修をアウトソーシングするメリットについて

新入社員研修では、社会人としてのマナーや、失礼のない服装について、また『報・連・相』といったルール等を解説しています。
柱としては大きく3つ。

 

1. 社会人としての心構えを学び、自分自身の役割を知り、学生から社会人になる
2. 組織人としての心構えを学び、会社・役員・経営理念・ビジョンを知る
3. 電話のとり方、お辞儀、来客対応、名刺交換、先輩への対応などコミュニケーションスキルを身につける

 

実は、このような事柄は経験に基づくものであり、外部でセミナーを受けずとも、企業の上司・先輩に教えてもらうことも不可能ではありません。
しかしながら、通常業務をこなしながら教えることは、上司・先輩にとっては大きな負担となりますし、新入社員にとっても、私のような外部の講師に教わる方が緊張も少なく、効果的だと言えるでしょう。
自社の社員に新入社員研修というプラスアルファの業務を付加するのではなく、しっかりと切り離してアウトソーシングした方が、効率のよい業務、そして効果的な教育が叶うと考えます。
社員の負担を軽くすることも、セミナーの役割のひとつなのです。

 

また、外部で参加することで、”出会い”というメリットがあります。
セミナー会場には、近隣の様々な企業から新入社員が集まります。
ご自身の会社とは異なる場所での、社会人としての新たな出会い。それが支えとなり、時に刺激となり、友情が育まれていく様子は多分に見られます。
そして時には、学生時代の友人と再会を果たす方も。

社会人として一歩を踏み出したタイミングで、不安や孤独を感じている方は少なくないでしょう。同じセミナーを受けるという連帯感は、安心へと通じます。それが、支えや仲間意識となり、大きな影響を与えているように感じられるのも、アウトソーシングのメリットだと考えられます。
新入社員研修にて、社会人としての心得えだけでなく、新生活への期待や高揚感も持ち帰ってもらうことを意識し、新入社員研修を行っております。

総括

ご自身の新入社員時代を思い浮かべた時、社会人としての一歩がいかに大きなものであったか、そして緊張や不安を抱え、期待もあり、そしてきっと、仲間との出会いもあったことと思います。
いま、その真っ只中に居る若者との向き合いこそが、新入社員研修です。
私の研修が、社会に飛び立つ力となるよう構成しております。

コンサルタントからの一言

新入社員研修はとても大事な工程です。欠かすことはできません。しかし、それが企業の負担となってはいけません。企業と新入社員に関係性を円滑にするために、新入社員研修を最大限に活用して頂ければと思います。