個人事業主として、雑貨販売を行っておられます。事業内容は、アクセサリー製作と販売。
活動の場はマルシェが中心となっていましたが、最近、BASEにてEC販売をスタート。始めたばかりということもあり、集客に苦慮。そこで、施策の一つとして”SNSの活用”を指南しました。それにより、売上げが増加。インスタグラムストーリーズの活用においても、即購入の実績を掴み取っています。
今や、ウェブマーケティングの主流となったSNSの活用。ただ、SNSとひとくちに言っても、Facebook、Twitter、Instagram、Linkedin、LINEなど種類が非常に多く、ウェブに不慣れな方にとっては、「どのSNSを選び、どう活用していけばいいのかも分からない」といった状況だと言えます。
現在に至るまで、私は、企業の規模や業種を問わず、さまざまな企業の支援を実施して参りました。そこで感じたのは、「”SNSを活用する上で大切なポイント”は共通している。」ということ!
そして、大切なそのポイントとは、以下の3点となります。
① 顧客との接触が多い媒体であること
② 投稿や配信を継続できること
③ ゴールまでの動線がわかりやすいこと
この3つのポイントについては、事例を踏まえつつ、以下で分かりやすくご紹介したいと思います。
業種 | 雑貨販売を行う、個人事業主。 アクセサリーの製作と販売を行う。 マルシェなどを中心に販売。 現在、BASEにてEC販売をスタートしたところ。 |
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企業規模 | 1名で製作と販売を行う。 |
支援の内容 | ECサイトの集客について相談を受け、支援。SNSの活用により売上増に至る。 |
【ポイント① 顧客との接触が多い媒体であること】
SNSは、その種類(アプリ)ごとに、利用者層(ユーザー層)が異なります。
例えば、Facebookなら40代以上の男性、Twitterなら20代~30代の男女、Instagram なら20代〜40代の女性というのが代表的なところでしょう。
今回の支援事業者は、アクセサリーの販売をされていらっしゃる方。ターゲット層は20代〜40代の女性であるため、Twitterもしくはインスタグラムがターゲットにマッチしそうだと分かります。よって、Facebookの使用については優先順位を下げても良いと考えられるでしょう。
【ポイント② 投稿や配信を継続できること】
SNSで成功するためには、”フォロワーを増やす”こと以前に、するべきことがあります。
それは、しっかりとプロフィールを入力する、ということ。このアカウントは一体何のアカウントで、誰に対して何を投稿するのか。それがわかるようなプロフィール文章であり、プロフィール画像の設定でなければならないのです。
そして、フォロワーを集めることを目標とするのではなく、投稿数や投稿内容に重きを置いた運営をすること。
例えば、自社のタイトルがついた「本」つくるとイメージするといいでしょう。投稿の一つ一つが目次であり、「本」の中身となる部分です。
ノウハウをまとめるのであれば文字を絡めた写真を投稿し、綺麗な写真を見せるなら写真集をイメージ。
それらの投稿数が、本のページ数となるわけです。
となると、フォロワーはさしずめ読者となるでしょう。読者は、中身のある本、ためになる本、ずっと見ていたいと思う本を手に取りたいと思う訳ですから、”投稿数が大切”となるのです。
無理をせず、”投稿を続ける”ことを何よりも優先していきましょう。これまで、個人利用などで開設したSNSがあるのであれば、それを活用をすると継続がしやすくなりますのでお勧めです。
【ポイント③ ゴールまでの動線がわかりやすいこと】
SNSの多くが、プロフィールにリンク先のURLを設定できます。そのURLには、企業のウェブサイトやECサイトなどを設定することとなりますが、大事なことは、フォロワーが”投稿を見た後の行動を想定”するということ。
つまり、今回の支援においては、目的が”ECサイトでの物販”となりますので、投稿の多くを商品紹介とし、リンク先にはECサイトを指定しました。
これにより、投稿を見て購入したくなったフォロワーの気持ちを、しっかりとすくい取れるようになるわけです。
また、投稿する際には、画像の最後や文章中にも、「購入先情報やプロフィールから、購入ページに移動できる」旨、付け加えるように指導を行いました。
インスタであれば、インスタショップへの登録も有効だと言えるでしょう。
SNSのアカウントができたら、まずは知り合いや既存客へ報告し、フォローを依頼します。
より効果的に宣伝して貰うことを考えると、投稿の内容は、その方々が欲しいと思うような情報や、楽しめる投稿であることが望ましいでしょう。
今回の支援事業者のアカウントにおいても、フォロワーが100を超えたあたりから購入がグッと増えました。その時、有効だった投稿とは、インスタのストーリーズ。「ここから買えます!」といった文言やスタンプ、リンクを付けることにより、即購入が目立つように変化していきました。
コンサルタントからの一言