【結婚相談所】FC加盟後の事業展開に苦戦。具体的なホームページにするコツとは!

2021.11.17

 FC加盟し、結婚相談所を展開されています。
創業に至るまで、あらゆる業種のFCについて検討。社会貢献に繋がるとの意識から、本事業に決断されました。
母体の会員数は65,000人と豊富。また、福岡県における女性の未婚率は高く、ニーズはあると想定されています。
しかし現状、販促活動に苦戦中。
社会貢献という意識に立ち戻り、入会金など各種料金の設定を見直すことも考えておられます。

【結婚相談所】FC加盟後の事業展開に苦戦。具体的なホームページにするコツとは!

創業間もない結婚相談所。苦戦する販促活動を打破する方法とは!

需要はある。出来ていないのは、層の見極めと集中した売り込み!

 今年、結婚相談所を創業。個人ではなく、大手のFCとして加盟し、事業をスタートされました。母体の会員数は豊富で65,000人超。また、福岡県においては女性の未婚率が高く、ニーズはあると考えられるのですが、創業以来、販促活動に苦戦を強いられてのご相談となりました。
相談数はゼロではなく、男性・女性共に問い合わせは来ているものの、そこから成約へ進んでいない現状とのこと。改善点を模索されています。
数あるFC事業を検討する中で本事業に決定したのは、結婚相談所の運営が「社会貢献に繋がる」と感じてのこと。強い思いを持って、事業の成功を目指し、取り組まれています。

現状 案件傾向
・InstagramのDM → 35歳男性
・友人紹介 → 35歳女性
・友人紹介 → 40歳女性
・友人紹介 → 50歳女性
・HP問い合わせ → 年齢不明男性(母親より推薦)
・HP問い合わせ → 年齢不明女性(父親より推薦)
販路 ・SNS:Instagram、FB、Twitter、YouTube
・知人紹介
・HP(リニューアル中)
・個人制作のHPも進行中
・有料媒体:女性誌での紹介
・パンフレット:本部指定(独自制作も可能)
成婚までの流れ 1)無料相談、カウンセリング
2)入会
3)必要書類の提出(独身証明、年収証明 等)
4)3種類の出会い(条件検索、マッチング、フィーリング)を提供
5)カウンセラーによるサポート(日程調整、返事代行 等)
6)お相手が見つかればご成婚

※婚活パーティーも検討中
料金設定 入会金:30,000円
登録料:30,000円
月会費:10,000円
お見合い料:男性 5,000円、女性 3,000円(1回目は無料)
ご成婚料:29歳以下 150,000円、30歳以上 200,000円

※料金は変更可能

相談者の強みを活かしたターゲットの絞り込みを!

 会員を募集する時、その対象が「未婚の男女」となるとあまりに幅広く、ターゲットがぼやけてしまいます。それにより、集中した販促活動とはならず、結果、成果が出ていないものと思われます。
そこでお勧めしたいのが、ターゲットの絞り込みです。例えば、以下のように設定したとしましょう。

 

 ・性別:男性
 ・年齢:35~49歳

 

他の事業者ではこのような絞り込みをしておらず、差別化が図れます。それは同時に競合も減らせるということで、事業展開をより分かり易くすることが可能となります。
また、事業に専門性を持たせると、強い特別感が生まれます。ご相談に来られた方の入会意欲を高めることにも繋がると思われます。
そして、このターゲットの絞り込みには意味があります。

 

 ・代表が男性であること。
 ・良い話し相手となり、親近感を持って貰いやすくなること。
 ・福岡県内、他の加盟店には女性会員が多いこと。
 ・過去データにより、男性会員の成婚率が高いこと。

 

男性にターゲットを絞った販促活動を行い、それが会員獲得へ繋がれば、女性より高い成婚が見込めるということでもあるのです。

男性をターゲットとした販促活動とは

男性の日常を取り入れるなど、インパクトある広告を考える

 本部が提供するHPもあるものの、そこには母体の情報が多く含まれており、なかなか個性を出すことができない状態です。また、ターゲットとしたい【男性限定】のサイト構成とすることは難しくなりますし、抽象的な印象となってしまうことは否めません。
そこで必要となるのが、独自のHPの構築です。独自サイトであれば自由な構築が可能です。より訴求効果のあるHPを作ることができますので、これは非常にお勧めです。
内容としましては、以下のような【タイプ別ページの作成】をご提案いたします。

 

 ①バツイチ…結婚の経験をお持ちの方専用のページ。
 ②バリバリ…経営者など仕事中心の生活を送っておられる方。パートナーには、家のことを専業で任せたい方専用のページ。
 ③製造業…職場に異性がいない方(製造業、SE、プログラマー等)で、女性経験の少ない方専用のページ。
 ④親御さん…息子を案じ、結婚相手を見つけてあげたいと考えるご両親専用のページ。

 

このように、タイプ毎に異なるページを設けることにより、内容に深みを持たせることが可能です。痒い所に手が届く内容であるほど安心感を持って貰えますので、ページを経て、無料相談を訪れる方の代表への印象は大幅にアップ!より良いスタート地点からのカウンセリングが可能となるわけです。
 サイト作りには、メンズエステのHPがよい参考となります。同サイトに女性が訪れることは想定されていませんので、男性目線で「良い」と感じられる要素が多く詰まっています。写真の使い方、構成など、ぜひ参考にしてみてください。

 

 また、安心感を持って頂くもう一つの手法として、【無料相談企画】も有効です。初めての経験、その一歩は、誰しも不安を感じます。だからこそ、電話、メール、LINE、SNSのDMなど各種手段を活用し、そこで受ける無料相談を第一歩として貰うわけです。
「相談にのってもらえた」「ちょっと興味を持った」という経験をしてもらい、結婚相談所という存在に安心感を抱いて頂ければ、成約に繋げていくことは難しくないはずです。

必要なことは、ターゲットの絞り込みと親近感の演出!

 まずは、ターゲットを絞り込んだ独自のHP構築を行いましょう。そして同時進行にて、SNSを用い、ターゲットとの接点(動線)を作ります。SNSにおいては、Instagram広告やFacebook広告なども活用することで、反応が大きく変わってくると思います。
そして、これら動線から入ってきたターゲットに接する際には、親近感が最重要課題です。回数を重ねた後の対応であれば、時にはカフェで、そして時には居酒屋でというように、気軽な雰囲気を演出することも大事なことのひとつです。

コンサルタントからの一言

 結婚相談所という特性上、「”男と女”、両方の視点で進行するべき」と考えてしまいがちなのですが、今回は具体的な販売促進を行うため、敢えて「男性専用」とするご提案をさせて頂きました。それにより、サイトの構築も販促活動も、方向性が明確になります。

固定概念をなくしたところに、戦略があると考えます。