創業時、創業者様の心には、「ついに夢を叶えるんだ!」という期待がいっぱいに詰まっていることでしょう。そして一部、「大丈夫かな?」という不安も、少しあることと思います。
大きな変化、初めての一歩に対し、不安を感じるのは当然のこと。大切なことは、その不安に寄り添い、解消のためサポートを行う“誰か”がついているのか、どうか。
アスリンクの『創業塾』では、販売促進や税務など、各分野のプロが一丸となり、創業者様のアシストを行っています。
今回は、どのようなアシストが可能なのか、アスリンク創業塾の内容について、対談しました。
廣木 鑑治(左) 中小企業診断士 |
創業塾では、創業計画のまとめとして講義することが多く、投資計画を踏まえた資金計画、売上と利益を踏まえた収支計画について講義。事業がうまく稼働するには、数値計画は必要不可欠。創業者様がご自身で出来るようになるため、サポートを行います。 |
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松永 幸子(中央) 経営コンサルタント |
創業塾では販売促進を担当。 創業のステップや創業のグランドデザインを描けるよう、創業全般の知識をガイダンス。経営理念やマーケティング等も担当します。 |
稲岡 良平(右) 税理士 |
創業塾では務と労務を担当。 日々の記帳や、確定申告・青色申告、創業前後に必要となる税金など税務各種を講義。 また、創業後にトラブルとならないよう、労務知識のガイダンスも行います。 |
創業塾と似通ったサービスは他でも行われていますが、アスリンクは他と何が違うのでしょうか。
他の創業塾では、創業“まで”を中心とした、カリキュラム構成が多く見受けられます。創業のための手続きや、資金獲得のための収支計算書作り等といった内容です。
一方、アスリンクの創業塾では、創業のための手続きや、資金獲得のための収支計算書作りだけでなく、販売促進プランナーによる『販売促進術』についての話も含まれます。
アスリンクだと、創業前から創業後までの長期スパンに対応できる内容になっていると言えるでしょう。
コロナ禍により、販売促進は内容が大きく変わりました。より簡単に、より効果的になっている販促活動を取り入れて頂けるよう、旬のスタイルについてご案内しています。
又、補助金や制度についても、大小、幾度となく変更されている昨今、最新の情報を取り入れることは、他に先んじるためには必要不可欠。アスリンクの創業塾では、即時にお知らせしています。
税務面においては、“知識の習得”という特性上、聞き続けるスタイルになってしまいますが、難しくならないよう、知っておいて頂きたい法律やルールについて、飽きのこない講義を行っています。
アスリンクでは、創業塾を、事業者様にとって得となる情報をひとつでも多くお伝えする場にしたいと考えています。
アスリンク創業塾では、“受講者同士のコミュニケーション”に注力しています。
創業塾に参加された方同士で繋がり、創業後、お互いに商売できる関係性が構築できることは非常に素晴らしいことだと考えており、名刺交換の場を設けるなど敢えて時間を用意し、積極的な交流や関係性の構築を促しています。
受講生同士が関係性を深めることで、将来的なコラボも考えられます。
実際、創業塾2日目、教室に入ると仲の良い風景が見られることもあり、コラボ企画はそう遠くない未来かもと感じることも多々あります。
又、コミュニケーションについては、受講者同士のみならず、講師と受講者間においても同様で、講師と受講生といった壁を設けることなく、“質問の受けやすい専門家”を目指しています。
他、コロナ禍を受け、オンライン受講とオフライン受講の両方を用意し、ハイブリッドな創業塾を実現しています。
コロナに限らず、幅広くご参加いただくため、活用して頂きたいと思っています。
創業塾で多くの物を持ち帰って頂くためには、“飽きない”ことが重要だと考えます。
そこで、多くの事例を交えながらお話したり、自分自身の創業体験を組み込むなど、受講者様に興味を持って頂ける内容としています。
講師ではありますが、まずは経営者の先輩として、日々の生活、ワーク・ライフ・バランスについてのお話をして、創業した後のイメージを掴んでもらう。そしてその後に講義へと入っていけば、より内容が身に付くのではないかと感じます。
会計では、“発生主義”等の難しい言葉を使うことなく、『売上となるタイミング』や『経費になるタイミング』について問題に答える形式にすることで、分かりやすく、理解を深めて頂ける内容にしています。
計画書の作成についても、収支計画、事業計画、数値計画……と、創業において作られる計画書は非常に多く、一見難しく感じられるのですが、アスリンクの創業塾ではパターンでご紹介し、分かりやすくしています。
例えば、『美容室の場合は、こういう資金計画になることが多いです』であったり、『飲食店だと、このような売上計画・利益計画が多いです』等、参考例と一緒に提示をすることで、理解が深まり、ご自身に置き換えやすくなっていると感じます。
創業塾とひと口に言っても、2日間で終わるものから、1か月、2か月と長期に渡るものもあり、その期間は様々。
よって、カリキュラムはあらゆる場面を考慮し、オーダーメイドで作成しています。
最近増えているご要望は、やはり『インボイス制度』について。差し迫った課題であり、今、一番知りたい情報なのだと思います。
他には、『デジタルを活用した販売促進の手法を学びたい』というお声も多く頂きます。チラシ作成やポスティングといったアナログな手法よりも、Instagramを活用した広告などに注目が集まっているなと感じます。
また、期間や時間の使い方にも変化がみられます。
以前だと、“日時をめいっぱい使って創業計画書を作る”等といったスタイルが主流となっていましたが、今は『一対多の講義時間を短くし、フォローアップという形式で個別相談の時間を設ける』スタイルが求められています。
他、『創業塾の後、一年目で集まって意見交換会を行う』といったご要望もあり、受講者の意識の変化を感じます。
昨今は、経理や労務も含め、創業に関し、“知って頂きたいこと”が格段に増えています。そのどれもが、受講者にとって大事なこととなりますので、創業塾では内容をかみ砕き、短時間でしっかりとお伝えできるカリキュラムとしています。
「アスリンクの創業塾で学んで良かった」と言って頂けるカリキュラムであると、自信を持ってお勧めいたします。
“副業”を念頭に、参加される方が非常に多くなりました。
本業は既にお持ちで、それは継続したまま“現状にプラスアルファで創業できる事業”というものを希望されて、ご参加頂くパターンです。
副業にしたいものとして、キッチンカーであったりWeb制作等、ある程度方向性が固まった上で参加される方もおられますし、何をするか定まっていないけれど、いつか実現させたい。だから、今から知識を得ておきたいと参加される方も決して少なくありません。
年齢層も幅広く、学生もおられます。
女性の参加者も、以前に比べると非常に増えており、主婦の方で、扶養控除内を目指しながらも何か事業を…と、お考えの方も多いという印象です。
副業をしたい、もちろん副業ではなく何らかの事業をしたいという場合、利益については税金が発生します。これは当然のことなのですが、会社員をしていると知らないうちに引かれている税金もあるため、意識されていない方もおられます。創業後に気付き、慌てることにないよう、その辺りもしっかりとお伝えしています。
良く頂くご質問としては、以下のような内容が挙げられます。
・家で事業を行う場合、家賃は経費になるのか。
・同じく、水道光熱費の按分について。
・最初に何を作ればいいですか?HPですか?
・お金を借りる方法について。
講義の途中や講義後、又はアンケートを通じ、いくらでもご質問して頂ければと思います。その場で、お答えいたします。
ただ、お答えに際し、準備が必要となる内容もありますので、その場合には、メールでのご返答となることもあります。又、質問への回答を次の担当講師に申し伝え、次の講義の際にお返事をさせて頂くこともあります。これは、“アスリンク”というチームで講義を行っている強みのひとつですね。
過去に頂いたご質問で印象に残っている内容をひとつ挙げますと、『売上=利益=手元の現金』との認識を持った受講者様がおられたことですね。実際は、『手元の現金とは、売上から経費や各種返済、税金を差し引いた後に残ったもの』となります。
このような、事業者の肌感覚というものを身に着けて頂くことも、非常に重要なポイントになると感じています。
他の創業塾においては、おひとりの講師が全ての講義を担うことがほとんどだと思います。その為、数値計画が中心となったり、または税務関係がメインとなるなど、講師の得意分野に偏ってしまう傾向が少なからず見受けられていました。
しかし、受講者様の希望とは、”偏りのない、全体が網羅された内容”であること。
そこでアスリンクでは、“複数人の講師がひとつの創業塾を担当”するスタイルを作り上げました。
これにより、全カリキュラムに対し、適任の講師が担当することが可能です。よって、内容が偏ることなく、幅広い知識を万遍なく学べる創業塾が完成したのです。
アスリンクの創業塾では、ご要望に沿って、カリキュラムに強弱をつけることもスムーズに行えます。
個別相談の時間を設けることも可能です。
また、主催者様も、依頼や支払いの一本化が叶います。複数個所への依頼や支払いから解放されますので、手間の削減と効果の最大化に繋がると考えています。
アスリンクの創業塾へ参加するメリットは、『様々な人との出会い』です。
参加されている人の中には、同業種で創業を考えている人がおられます。今、何をしているのか聞くことは、大きな参考となるでしょう。又それは、異業種であっても同様です。考えやお話から、多くの学びが得られることと思います。
そして講師も、講師であると同時に、創業の先輩でもあるのです。講義だけでなく、雑談の中にもヒントが含まれます。聞き洩らさず、持ち帰ってくださいね。